息子の登園拒否

4才の息子が今年から幼稚園に行き始め、
私も自由な時間ができました。
登園初日は心配して気が気じゃなかったのに、
一日で慣れてくれて、
週末も幼稚園に行きたいというほどでした。

ところが、幼稚園が始まって2ヶ月ほど経った10月から、
息子の瞬きの回数が増えていることに気づきました。
また、お迎えに行くと、
唇のすぐ下に唇をかみ締めた歯形が残っており、
そこから出血しているときもありました。

「大丈夫?幼稚園楽しい?
疲れちゃったら、休んでもいいんだよ。」

というと、

「うーん、、でも、幼稚園いく。がんばるもん」

目をぱちぱちしながらそういうのです。
息子は何かストレスを感じると
瞬きが多くなる傾向があることは知っていましたが、
あまりにも多い。

いじめ?

英語が聞き取れない?

息子に尋ねても、
いまいちよくわからない返事ばかり。
結局何が原因がわからないまま、
息子はとうとう

「幼稚園いきたくない」

と言い出すまでになってしまいました。

幼稚園の先生に心当たりがあるか聞いても、、
いや、クラスでは楽しそうにやっているみたいだけど、
という返事しかない。。。

そんなとき、はっと思い出したのが
TomokoさんのNadeshiko Canadaのブログで読んだ

この記事

実際に我が家でもやってみることにしました。

「息子、今日学校で一番うれしかったのは何?」

「Recess(休み時間)のときお姉ちゃん(Grade2の姉)と遊んだことー」

うんうん、お姉ちゃんが気にかけて、
休み時間に敷地のつながった幼稚園の校庭のほうまでいってくれているのだなー。

「息子、今日学校で悲しかったこととかイヤだったことあった?」

「別のRecess(休み時間)のとき、ひとりでhidingspotにいて寂しかった」

んん?なんでhiding spotにいるの?
この辺を詳しく聞いていくと、
どうやら、クラスの間で、
ある遊びがはやっていて
Don’t hit yourself
と言いながら他の子の手をつかみ、その子の頭を自分で叩かせるという
ことをやっていたようなのです。
しかも、先生のみていないRecessのときに。
だから息子はそれを避けて一人で隠れていたようなのです。
他の子があそぼーと誘ってくれても、
ひとり遊びが好きなふりをして、頑なに断っていたということ。

私もその遊びを帰り道に見たことがあるので、
やめなさいよ、と注意したり、
息子にも、いやなら自分でやめてほしいといったほうがいいよ、
と促したりしましたが、
さほど重要なこととして気にとめてはいませんでした。

が、息子は、皆と一緒に遊びたいので、
2ヶ月の間、自分の手で頭を叩かれ続けていたようです。
実はそれが大変なストレスになっていったのでした。
家に帰っても、自分で自分の頭を叩いたりしていることもありました。

私はすぐに先生と相談し、
重要性が高いことを示すために夫にも手紙を書いてもらい、
(先生と私は毎日世間話をしていたので、その延長線で話をすることを避けたかった)
クラスの子に息子がその遊びがいやだということを伝えてもらいました。

それから先生は
クラスでの様子、Recessでの様子など
毎日報告してくださり、
息子のことをいつも気にかけてみてくれるようになりました。
1ヶ月ほどかかりましたが、息子の瞬きももう完全になくなり、
下唇をかみしめるほど悔しい思いもしなくてよくなりました。

おかげさまで今はまた元気に学校にいくようになり
私もこのようにブログをはじめることができるようになりましたよ!

幼稚園だって小さな人たちの社会だし、
息子なりに適応しようと頑張っていたのだろうな、
と思うと目頭が熱くなりますが、

今回はTomokoさんのおかげで息子とうまく対話することができ
先生方のサポートが得られて良かったです。

思えば、娘がJKになったばかりの時は、ガラちゃんという
架空の友達の話を私にしてくれていました。
学校でのことを聞くと、
たいていいつも、

「ガラちゃんと遊んだ」

と言うのでした。

「ガラちゃんは目も髪の毛もゆいと同じなの」

といって、わが家のwiiに
おかっぱで黒目黒髪のガラちゃんというキャラクターを
新たに仲間に加えたりしていました。
娘はwiiをいじるとすぐにガラちゃんに会いにいきました。

二ヶ月くらいたった日に、
picture dayに撮ったクラス写真を持って帰ってきたのですが、
そこに「ガラちゃん」は写っていませんでした。
その頃になると、エミちゃんの話が多くなり、
もうガラちゃんの話はでなくなっていました。
我が家のwiiには今も
家族親戚友達にまぎれて何体もの「ガラちゃん」がいます。
短い間だったけれど、彼女の親友だった子。

娘の心のサポートをしてくれてありがとう。

これからも色々あって
子どもたちはなんとか自分の力で頑張ろうとするのだろうと思います。
でも、何かあったらいつでも助けを求められる子になって欲しいと思いますし、
私自身もよく子らを見て、必要な時にサポートをしていきたいと思います。