唐揚げ、好きですよね、みんな。
カナダにきて10年料理を作り続けていながら、
こと唐揚げに関しては、満足のいく出来になることが少なかったのです。
(カナダの鶏肉の質の問題もあるんでしょうけれど)
衣に関しては、台湾の揚げ物では必ず出てくる さつまいも澱粉、
地瓜粉/番薯粉(sweet potato starch)を使えば
カリカリさくさくになるということはわかったのですが、それでもべチャッと失敗することもあり、
それの解明をすべく昨年度末よりせっせと作っては研究していました。
おかげでダイエット作戦は遂行できず。
しかしながら私の肉体の犠牲と引き換えに、
おいしいレシピに辿りつきましたよ、ふふ。
今回研究したのは主に衣です。(下味については、余裕のあるときに更に研究したいと思います)
(左がSweet Potato Starch を最後にコーティングしてすぐに揚げたもの
右がsweet potato Starch を肉に混ぜておいておいて、揚げたもの)
左の方は、カラッとあがっていますが、
右の方は、少し油っぽく、時間がたつとべちゃっとしてきます。
↓これは左側のほうです。
Sweet Potato Starch、 さつまいもの粉。
普通のジャガイモの片栗粉に比べて、荒いのです。
だから、揚げたときにざくざくとした食感が楽しめます。
でも、肉と一緒に混ぜてしばらく置いてしまうと、水分で溶けてしまい、
せっかくのざくざくが楽しめなくなります。なので、必ず最後にコーティングして、揚げるのがポイントです。
2017年1月、齢38の時点でベストな唐揚げのレシピはこちらになります。
(追記:作ってくださった方から、
じゃがいもの片栗粉でもこのやり方でさくさく美味しく作れたとの報告がありました!)
なお、美味しさのみを追求したレシピとなっていますので、
健康との兼ね合いをお考えの方はご遠慮されるか、
一個か二個で満足する心の強さを持つ方のみ、挑戦してみてください。
(2022年4月17日見直し、修正)
材料(4~6人前)
■鶏もも肉 700g
(*骨付きのものをバンバン、とぶつ切ったものの方が美味しいですが、それも難しいので普通のもも肉で大丈夫です。)【下味】
・塩 小匙1
・醤油 大匙1 1/2
・白ワイン 大匙2
・はちみつ 小匙1
・ごま油 小匙1
・水 大匙1
・味の素 小匙1/2
・水 大匙1
・卵 1個
・にんにくすりおろし 2かけ分
・生姜汁 大匙1
・白胡椒 適量
・片栗粉 大匙2【衣】
a.小麦粉 35g
a.ペーキングパウダー 小匙 1/2
a.冷水 60ml
a.酢 小匙1■地瓜粉/番薯粉(sweet potato starch/サツマイモ粉) 60g
(片栗粉で代用可)■最後に振りかける用の粗びき胡椒と塩 (またはMontreal Steak Spice)
■揚げ油
⏲ 仕込み時間:15分 漬け込み時間:1時間以上~
- 鶏肉をお好きな大きさに切り、
【下味】の材料を全部入れて揉みこみます。そのまま1時間以上~一晩冷蔵庫で寝かせます。
(*骨付きの場合は、ぶつ切りにした後、少し水につけてよく洗っておく。)
-
揚げる30分程前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。衣aを混ぜ合わせておき、鶏肉と混ぜ合わせます
-
サツマイモ粉(または片栗粉)を最後にまんべんなくコーティングします
- 鍋に油を3cmほどいれ、まだ温度が完全に上がりきらないうちに肉を入れます
- 油の温度を徐々に高温にしていき、狐色になってきたらひっくり返します。
ひっくり返す以外はあまりいじらないでね! - 揚げ音が軽くなり、こんがりいい色になったら、
直接ペーパータオルには置かないで
一度、油を切ることができるストレイナーみたいなものに置いておいて、
余分な油を十分落としてからペーパータオルを敷いた皿に移してください。
- 最後にモントリオールステーキスパイス/Montreal Steak Spice(または粒胡椒、塩)をふりかけてカリッさくっっといただきましょう。
衣が表面がカリッと、そしてふわっと、中はジューシーに仕上がっているはずです!
ちなみにこちら、油淋鶏みたいに甘酢たれをかけても絶品です。
たれは、以下材料を混ぜ合わせるだけです。
砂糖 大さじ1 1/2
酢 大さじ1 1/2
水 大さじ 1
葱みじん切り 適量
生姜みじん切り 小さじ1
胡麻油 小さじ1
あ、あと、めげずに動画を作ってみました。これは、この唐揚を食べたときの音をとったものです。
どうぞ、笑ってください。
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