思い出のバナナブレッド

もともと日本にいたときから、バナナケーキと呼ばれるものに癒しを感じていました。
カフェで分厚くスライスされたバナナケーキ/ブレッドが並んでいれば、
迷い無くそれを選んでいました。

10代、20代、思えばいつもお腹が空いていました。
飢えていたのではなく、
活動量に食べる量が追いついていなかったのでしょう。
(特に何か活動をしていたわけではないけれど、
若い時のわたしは生きているだけで、すごいエネルギーを消費していました。)

そこでバナナケーキ。

手にずっしりとした重み、
バナナのアロマ
(あれは、アロマ、ですよ。香りっていうよりもアロマセラピーで使っていい種類の匂いです)を
鼻いっぱいに感じながら空腹感が満たされ、
幸福感で満たされるのでした。

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それから自分でも何度バナナケーキを作ったことか!
ふわふわバナナケーキ、キャラメルバナナパウンドケーキ、バナナくるみパウンドケーキ・・・・・・。

毎回オーブンで焼かれている間、
けしからんバナナのアロマが
部屋中をめちゃめちゃ(いい香り)にしてくれるので、
いつもそわそわ焼き上がりを待つのです。
焼きあがっても冷めるのが待ちきれず
出来立ての熱々を端っこを少しスライスして味見してしまいます。
いつもです。
なので、私のパウンドケーキはホールでも両端がスライスされています。
ええ、両端味見しています。

北米のバナナブレッドは日本のよりもさらにずっしりと重厚感がある気がします。
日本の色々なレシピサイトに乗ってる人気レシピというのは、
どちらかというと、ふわふわ系が多いような気がしませんか?
これ、まぁまぁ美味しいんですが、
私には少々物足りないのです。
味覚と記憶って結構密接な関係があると思うんですが、
若き頃の私の記憶にあるあの、
おもーいバナナケーキこそがバナナケーキであって、

仕事で疲れたとき、
電車の乗り継ぎで疲れたとき、
都会で他人にエネルギーを吸い取られて疲れたとき、
もう人と会うのが疲れたとき等に
私を癒してくれた思い出とともに蘇るのです。

ろくな記憶じゃないですね、
なんていうことは言いっこなしです。

さて、そこで英語のバナナケーキのレシピも色々試してみました。
で、わかったのは

・牛乳を入れないor 少ない
・ベーキングソーダを使う
・卵の量が少ない
・シナモンを入れる
・バナナブレッドと呼ぶ!(日本では、バナナケーキだったり、ブレッドだったりですが)

この辺が決定的に違うところですね。
色々研究しまして、今のところ私のでた結論レシピはこれです


フラックスシードを使ったパーフェクトなバナナブレッド

重量は一切れ、おとなしい手乗りインコが2羽座っているぐらいの感じでしょうか。

201406042103474f4s(出典:エイチホップhttp://hhop3.blog134.fc2.com/blog-entry-23.html

このバナナブレッドの何が一番すばらしいかというと、
その食感です。
べちゃべちゃでなく、パサパサでなく、ふわふわでもなく、

モチっとしっとり。

これです。モッチモチすぎず、とにかくちょうどいい。
全てがちょうどいいバナナブレッドです。

皆さん、バナナブレッドなんて、食べ慣れているかもしれないですけれど、
これは試してみる価値ありますよ!

手元に黒くなりかけているバナナありますか?
え?黄色いのしかないって?
そしたら、バナナを一本ずつ房からとっておいてください。
倍のスピードで黒くなりますからね。
(いらん知識かもですが)

あとは、、、
今すぐにバルクバーンに行ってフラックスシードを買いましょう!